スコーン、ちょっぴり心が痛くなるスコーン
娘が幼稚園の頃、ママ友から教えていただいたレシピで、久しぶりにスコーンを焼きました。
片付けをしていたら、なんとその時代のレシピメモが出てきたのです。
強力粉50g
薄力粉150g
溶かしたバター45g
ベーキングパウダー小さじ2.5
砂糖大1
ヨーグルト大2+牛乳=150mlをボールで混ぜる。
くりぬいてオーブン200度10分
新潟のある市に引っ越した時に住んだマンションは、転勤族が多く住むマンションで、そこでたくさんのお友だちができました。
冬になると、家に閉じこもる日が多くなりましたが、皆で手芸をしたり、お茶をしたり、毎日のようにどこかのお部屋に集まっていました。
レシピを教えてくれた彼女も同じ転勤族で、お菓子作りがとても得意、よくお裾分けを頂いたな。
同じ幼稚園に子どもを通わせているご縁もあって、特に親しくなりました。
ある日、彼女がそこを引っ越すことになったのです。
引っ越し準備に忙しい彼女のお手伝いもしながら、迎えた引っ越し当日。
彼女がそのマンションを出る最後の時を見送ることができず、私はそこを逃げ出しました。
もうずいぶん昔のことなので、詳細は忘れてしまいましたが、彼女に用事あるからと嘘を言って、夫の車に乗り込んだ記憶があります。
なんでちゃんと最後までいなかったの?どうして、ちゃんと見送らなかったんだろう……。
今でも、スコーンという言葉を聞くと、心がチクりとします。
彼女とはしばらく文通をしていたけれど、SNSのなかった時代、いつしかそれも途切れて。
悲しいとか、辛いとか、そういう自分の気持ちと向き合うことが苦手だったな。
その時は辛くても、やり遂げることは大事ですね。
逃げ出すと、ずっと心残りになって、あとあとまで、その時の自分に向き合うことになります。
懐かしいレシピで、久しぶりに焼いてみたら、ちょっぴり良い思い出に変わりました。
それでは、またね。チョークディナカー
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