2020年もあとわずか。
予想外の年末を迎えている方たちも多いことでしょう。

年頭にたてた計画通りなら、今頃私は、久しぶりにチェンマイのホテルで、息子と顔を合わせていた頃です。😔

チェンマイのホテルの写真


すっかり諦めている私に、スマホのGoogleアシスタントから、「出発の時刻です」とお知らせが。(カレンダーからは削除済みだったのですが、Google travelの予定がそのままでした。)ちょっと悲しい。

正念場って、何回も来るもの?コロナ禍は一向に収まりを見せず、年を越してしまいました。

残念なことですが、以前のように行き来できるようになるには、何年もかかることでしょう。

私たち夫婦には、かなりハードルが上がってしまいました。


今年は、新型コロナの件だけでなく、息子の失業、夫のがん発覚など、ショッキングなことが起こった1年でもあり、更新は滞りがちでしたが、拙ブログに向かうことで、前に進めた気もしています。

目を通してくださったみなさまに感謝をしつつ、今年最後の更新をしています。

真清田神社の写真
今年も1年お世話になりました



大腸の腫瘍は新たながんではないことがわかりました。人間って面白いもので、がんであることには変わりないのに、心配がひとつ消えると、ずいぶんホッとするものです。

8月から、ここまで、およそ3カ月。長かった。😣
消化器内科から、再び呼吸器内科へ、いよいよ肺がん治療を行うことが決まりました。

夫が行う標準治療、分子標的薬を1日1錠飲む。それだけです。
なんだか、今まで私が思っていた抗がん剤治療のイメージではありませんでした。

とはいえ、実際に使ってみないと夫にこの薬が使えるのかどうかはわかりません。
入院して、どんな副作用が出るのかを観察しながら、使い始めます。

コロナ禍の中、入院中は面会禁止

入院前に看護師さんに「もし転んだら、夜中の2時だろうが電話連絡しますので、よろしく」と言われ、入院中は、枕元にスマホを置いて寝る毎日でした。入院中は、転倒する人が多いのでしょうか?

着替えや差し入れは、決められた時間に持っていって、受付けで荷物だけのやり取り。顔を合わすことはできません。

私は、夫に、食事の写真を毎回送ってもらうことにしました。かなりの枚数が、スマホに貯まっています。


病院食の写真


2週間の予定の入院、治療開始して最初の頃は、薬を飲んだ後だるくなっていたようです。

段々と慣れていったようですが、血液検査の結果が芳しくなく、3週間に期間が延びてしまいました。

退院する夫を迎えに行くと、そこには初めて見るひげ面の夫が、思っていたより元気そうに待っていました。

延命治療のステージⅣといっても、薬の進歩により、日々新たな希望が生まれています。

がんと診断されたからと言って、そこで人生が終わってしまうわけではないこと、むしろそこから新たな人生が始まることを実感しています。

薬物治療、つまりは抗がん剤治療ですが、どれだけの間違った情報がこの世に溢れていることか!

副作用が強く出るようになったら?今使っている薬に耐性がついてしまったら?とこの先の心配はつきませんが、1日に1時間以上心配するのはやめました。私にとって、これは大きな進歩です。


チェンマイ ショッピングモールの写真


タイに行き始めてからの私、総括のような今年がもうすぐ終わります。

外に出ない、人に合わないという自粛生活の中、夫の病を通して、今までとは違う世界を見ることとなり、避けられない衰えや病とどう付き合っていくかということに向き合った一年でもありました。

来年は、どんな1年になるのでしょう?

ワクチンのおかげで、感染症は収束へと向かってくれるのでしょうか?



チョコタルトの写真
食べすぎ注意😁


では、これから娘の作ったチョコタルトで、年明けを迎えたいと思います。

感染症が収束へと向かいますように🙏


来年の今頃は、チェンマイで過ごせていたりしないかな?😆


みなさまもよいお年をお迎えくださいませね。


それではまたね。

チョークディナカー!