タイハーブについて語ろうとすると、ショウガ科の植物のお話は欠かせません。

生姜は、日本でもよくお料理に使われますし、ショウガ科のウコンも、「ウコンの○」というドリンク剤などでよく知られています。このドリンクには、秋ウコンエキス配合と書かれていますが、秋があるなら春もある?

そうなんです。春ウコンに紫ウコン、黒ウコンにクスリウコンと、ショウガ科同属別種、実に種類が多いのです。

ショウガ類

先ほど話に出た秋ウコンは、カレーの香辛料にもなるターメリックのこと。
タイ語名は、ขมิ้นชัน(カミンチャン )、クルクミンの含有量の多いウコンです。

黄色にきれいに染まるので、着色にも使われていて、日本でもよく知られたハーブですね。

ウコン

種類によって、成分の構成や含有量に違いがあるため、何種類かのウコンを混ぜて利用することも多いようです。

生ハーブボールの中身

写真は、生ハーブボールを作ったときですが、プライ(ポンツクショウガ)、カミン(ウコン)、カー、クラチャーイと何種類か入っています。

ハーブボール

生のハーブを使ったハーブボールは、なかなか日本ではお目にかかれませんね。タイでも、生のハーブボールを使うマッサージ屋さんはあまりないでしょうけれど……。🙄

チェンマイのタラート

写真のように市場に行くと、お野菜と一緒に売り場に並んでいます。

ショウガ類だけではなく、コブミカン、レモングラスなど、お料理に使われるものがそのままマッサージにも使われていて、食材とハーブの区切りはありません。そんなところが、タイが好きになった理由にもなっています。

ハーブを使った商品が多いと、何度も書いていると思うのですが、前回、

と書いたこの歯みがき粉を、先日より娘が使い始めました。

アバイブーベの歯みがき粉

パッケージには、กระชาย(クラチャーイ)って書いてあります。

クラチャーイ


クラチャーイは、日本では見ないショウガですが、タイでは、お肉や魚料理などの臭み抜きによく使われています。(オオバンガジュツと言われているようです。)

歯みがき粉成分

クラチャーイ(lesser galanga)のほかに、クローブ、アロエベラ、グアバ葉、ペパーミントエキスが入っていますね。

歯みがき粉

私の使っているものとは違い、色もクリーム色、ハーブそのもの感はありますが、娘も抵抗なく使い始めたようです。今まで使った中で、一番好きな歯みがき粉って言ってました。

今度タイに行ったら、お土産は歯みがき粉になりそうです。

それでは、またね。
チョークディナカー!